三宝 (仏 法 僧)

  仏(導いてくれる師) 法(真実の教え)  僧(仲間)

    善い方向に導いてくれるひとを大切にして 

    既成概念 煩悩 迷いのないところの自分を極め まことの道を学び

    仲間と追い求めていく       

    人生の導師 道心 人生の道友

 

三学 (戒 定 慧)

  

律を守っていくと  心が安  安定した心からよい智がうまれる。

    戒 人として修めなければならない戒を保ち 善い行いをして励み努める

    定 心の統一 欲を離れ 不善を離れて次第に心の安定に入ること

    慧 智慧とは四つの真理(四諦)を知ること。 苦諦 実諦 滅諦 道諦

 

四諦 (苦諦 実諦 滅諦 道諦)

  この人間社会は苦しみに満ちている。生も苦しみであり、老いも病も死もみな

  苦しみである。怨みあるものと合わなければならないことも愛するものと別れ

  なければならないということも、また求めて得られないことも苦しみである。

  まことに、執着を離れない人生はすべて苦しみである。これが苦しみの真理。

  この人生の苦しみの原因は人間の煩悩から それは欲望 この煩悩 欲望から

  離れることが出来れば苦しみが減るそのためには八正道を修めることである。

 

    苦諦 人間の世界の苦しみ 生 老 病 死 別れ

    実諦 苦しみの原因 人間の心の煩悩 欲望

    滅諦 煩悩の苦しみ根本を残りなくと取り すべての執着を離れる。

    道諦 苦しみを滅し尽くした境地にはいるための正しい道 八正道

 

八正道

    正しい見解

    正しい思い

    正しい言葉

    正しい行い

    正しい生活

    正しい努力

    正しい記憶

    正しい心の統一

四念住

    我が身は汚れた物で執着すべきではない。

    どのような感じを受けても、それはすべて苦しみの本であると見る。

    わが心は常にとどまることがなく、絶えず移り変わるものと見る。

    すべてのものは原因と条件によって成り立っているから、ひとつとして

    永久にとどまるものではないとみる。

四正勤

    これから起ころうとする悪は 起こらない先に防ぐ。

    すでに起こった悪は、断ち切る。

    これから起ころうとする善は、起こるようにしむける。

    すでに起こった善はいよいよ大きくなるように育てる。

五力  

    信ずること。

    努めること。

    思慮深い心を保つこと。

    心を統一すること。

    明らかな智慧を持つこと。

 

六波羅蜜(布施 持戒 忍辱 精進 禅定 智慧) 

    布施  惜しみ心を退ける。 何かを与える。

    持戒  行いを正しくする。  やってはいけない決まりを保つ。

    忍辱  怒りやすい心を治める どんなことでも絶対耐える。

    精進  怠りの心をなくし   学問を追い求め続ける

    禅定  散りやすい心を静め  みがいてみがいてみがき抜く

    智慧  愚かな暗い心を明らかにする。   感性 かわかない心

 

無財の七施(身施 心施 眼施 和顔施 言施 床座施 房舎施)

    身施  肉体による奉仕

    心施  他人や他の存在にたいする思いやりの心

    眼施  やさしきまなざし そこにいるすべての人がなごやかになる。

    和顔施 柔和な笑顔を絶やさないこと。

    言施  思いやりのこもったあたたかい言葉をかけること。

    床座施 自分の席をゆずること。

    房舎施 我が家を一夜の宿に貸すこと。


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